11/30、12/1と東京税理士会館にて、成年後見人等養成研修を受講してきました。

研修期間は全部で3日間(18時間)で、朝10時から夕方6時近くまであり、非常にハードな内容となっています。

研修修了後は、「成年後見人等養成研修履修者名簿」へ登録されることになります。

まだ、あと1日残っているのですが、とりあえず2日間受講したので、概要と感想を簡単に書きたいと思います。

成年後見制度とは、従来の禁治産・準禁治産制度を各人の多様な判断能力や保護の必要性の程度に応じて、弾力的な措置を可能とするため補助(新設)・保佐(準禁治産の改正)・後見(禁治産の改正)に改めた制度です。

成年後見関係事件の申立件数は、年々増加傾向にあり、個人事業主や法人経営者と密接に関わる税理士という立場上、顧客から同制度に関する相談を受ける可能性も十分考えられることから、今回、この研修を受講することに致しました。

受講内容は、成年後見制度と税理士との関わりからはじまり、法的視点からの見た成年後見制度の留意点、実務上の手続きの手順、被後見人の判断基準、社会福祉士の視点から見た成年後見制度の意義等についての講義が行われ、非常に内容の濃い2日間でした。

同講義は、税務に関する内容ではないのですが、いろいろと考えさせられる部分も多くあり、決して他人ごとではないという思いで講義を聴いていました。

講義はあと1日残っていますが、しっかりと知識を吸収して、今後、後見人の相談があれば、親身になって対応していきたいと思っています。